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VZ.60(1960年式戦闘服）ニードル迷彩ジャケットです。

左が1962年製、右が1972年製です。

ぱっと見た所色が少し違うだけの様ですが、細かい仕様、裏の作りが全然違います。

左の初期型の襟が丸いのと、胸のベルト通しの大きさ、後期の肩のベルト通しがボタン式になってますね。


1962年製ジャケット、1965年製コート、1972年製のジャケットを並べてみました。

全然ちゃうすね。1965年の物は既に裏の作りや仕様が70年代の物とほぼ同じになっている様です。

しかし生地はというと、
左から62、65、72年製。

全然違いますね！しかし、古くなる方が美しい気がします。

これほど美しい迷彩は他に例がありません！

裏の構造に移りましょう！

ボタンの仕様が初期型は全然違います。
防寒には良いのでしょうが、着るのがめちゃくちゃめんどくさいです。

でも美しいので許します。

初期型の裏

風が通らない仕様ですが、着るのに時間がかかります。

袖の裏も親切な絞り付きです。
安心のクロスナイフマーク、1962の刻印。


1972年製。シンプルで余計な作りはありません。


インナーの発達も影響したのでしょう。

VZ.60インナー、1976年製。

これ、めちゃくちゃあったかいんです！
このインナーを合わせるには初期型のジャケットは都合が悪いと思います。

胸の辺り

まさに芸術。

1963~65年と思われる写真

何ビール飲んどんねん。